アイスランド旅行記

ニューヨークからアイスランドへは5〜6時間で行けます。
行きの飛行機はとにかく揺れまくって、もうこれまでかと思う程でした。こわかった・・
しかもやっぱり酔ってしまい、トイレに行こうとしたら、数名のCAさんに、”立ったらだめ!何がほしいの!え?気持ち悪い?吐く!?吐くの!?”とわーわー言われ、紙袋を手渡され、仕方なく席に戻りました。
幸い飛行機はガラガラに空いていたので、一人で横になることができまして、眠ることができました。横になればかなり楽だった。でも横になっても背中が浮くくらいの揺れでした。。
よく寝れたな・・。


早朝に空港に着いてレンタカーの会社と待ち合わせのはずでしたが、一時間ほど遅れてきてくれました。めっちゃ不安になったじゃんか。



でも無事にレンタカーの会社まで連れて行ってもらい、手続きを終え(担当のお兄さんがすごいアイスランド訛りでむずかしかった)、ホンダのCRーVで初めての左ハンドルで、、
車庫から出るだけで、ものすごい緊張しましたが、何とか運転して最初の目的地の「ブルーラグーン」へ。
車線との間隔が右ハンドルで慣れているので、何度も「右に寄りすぎ!」と注意されながらドキドキのドライブでした。
途中の景色はいきなり素晴らしく、登る朝日もきれいでしたが楽しむ余裕はないので、写真をしっかり撮っておいてもらいました。



ブルーラグーンの場所は、遠くからでもよく分かりました。
温泉の湯気がめっちゃ上がってるんです。うわーすごーってなりました。


朝8時のオープンで着いたのが8時半くらいでしたが、すでに受付には列ができていました。
並んでいる間、スタッフのお姉さんが温泉に入る時の注意事項だとか、ロッカーの使い方を教えてくれました。繰り返し言っていたのは、水分補給がとっても大事です!ということでした。


温泉は少しぬるめの適温で気持ちよく、外は寒いのでいつまでも入っていられました。
入場料の値段がとても高かったし、貧乏性なのもあって、元を取ろうと3時間はいたと思います。
入り口で注意されたように水分補給を試みましたが、温泉の中にある売店へ行くと、500mlのペットボトルが3.5ユーロ。えぇーーー。ってなって、3人で一本をちびちびシェアしました。
泥のパックも何度もしました。なんとこれで肌荒れが治りました。びっくりしたので8千円くらいする持ち帰り用のパックを買ってしまいました・・。


朝からずっと温泉に浸かっていたら、もちろんお腹がすくので、そこでランチをしようと思いましたが、何でもかんでもほんとに高くて。。
なので、地図でホテルへ向かう道すがらのショッピングモールを探して、そこへ向かいました。
ニューヨークから来たのに、無難にT.G.IFridayへ。
私が頼んだのは、海老のフリッターでしたが、出てきたのは完全なエビフライ。。
えぇ。。。とがっかりしかけたのですが、食べてみたら中の海老のおいしいこと!新鮮なエビを生のまま衣をつけて高温でサクッと揚げた!って感じでした。ぷりっぷりだった。
さすが、北欧だ、、と思いました。

ショッピングモールだったので、他にもいろんなお店をぶらぶら、お値打ちでかわいい雑貨屋さんがあったので、そこで早速お土産をいくつか買って、ホテルへ。



グーグルマップで見たホテルの場所と住所がずれていたので、探すのに一苦労でした。
でも、街行くひと、家でカーペットを干していた人などに場所を尋ねてみたんですが、みんなすごく親切で、優しかったです。英語も普通にしゃべってくれたし。



ホテルはアパートメントホテルで、ミニキッチンがついてすごく居心地のいい空間でした。

IKEAで揃えてあるっぽい。
1泊しかしないのがもったいなかった。
管理人さんにも会いましたが、これまた明るくていい人。


翌朝は早くに出発するので街の散策の後は早速晩ご飯を食べるところを探し始めました。
街並みはヨーロッパの感じできれいでした。





いろいろ検討しましたが、パブ?のような居酒屋のような雰囲気のお店へ入りました。

メニューは思ったよりきちんとしたお料理で、どれもおいしそう。
3人で4皿をシェア。頼みすぎました。なかなかの大皿できました。一応店員さんに多すぎるかな?とか相談してたんだけど。多分よく食べる人なんだろうな。
でもどれもおいしく楽しくいただきました。


食後も散策。きれいでした。



さぁ、翌朝は一番長距離を移動する日です!
みんなで交代しながら運転します。



まずはシンクヴェトリル国立公園へ。ここまででも50kmあります。
ユーラシアプレートと北米プレートの境目にあって、大地の裂け目?が見られるんです。
なんだかすごいな。


きれいそうなトイレがあったんですが、有料でした。なので、次の目的地への間にあるコンビニみたいなので休みました。
ポテチを買ったけど、おいしかったです。


次は、ゲイシールへ。さらに60kmありました。
ここはすごかった。温泉が噴き出していました。
そこらへんの大地から湯気が上がっていて、泉のようなのがいくつもあって、そこから一定間隔でぶわーっと噴き出すのです。迫力ありました。噴き出す度に歓声が上がり、私もわーわー言ってしまいました。


100度近くあります。


次は、10分ほどで到着できる、グルフォス。ナイアガラのように巨大な滝です。
上から見下ろす形になるのですが、滝壺から吹いてくる風がもう、、めちゃくちゃ寒かったです。。
あいにくぱらぱら雨が降る曇り空でしたが、濁った水がものすごい勢いで落ちていくのが圧巻でした。


そして次はお昼ご飯。。
さらに30kmほど進んだところにある、コンビニで済ませました。
しかし、日本みたいにいますぐ食べられるものがあまりなく、、、
袋入りのサラダ用ほうれん草と、ハムにチーズ、それとパンを買って、自分たちでサンドイッチにして食べました。
うう、冷たい。。焼きたい。。
写真がないですけど。


そこからはもうその晩泊まるホテルまで一気に進みます。
といっても距離が220kmほど。
途中またコンビニ兼ガソリンスタンドで休憩しましたが、その後雨が激しくなってきたので予定していた途中の滝などの見学は後日に回して、ひたすらホテルを目指しました。


なんとか夕方前にはホテルへ到着!
チェックインを済ませ、休憩してから近くのレストランへ行く予定でしたが、レストランのメニューが、とってもアメリカンなんです。
コンビニでもレイキャビクでも感じていましたが、ピザやホットドックが人気の模様。
そして、大抵ペプシコーラとセットで1000円くらい。ニューヨークから来た私たちには考えられない値段です。
レストランのメニューも、やたらと高い、普通のピザやパスタ。
うーーーーん、、、、みんなで悩んだ末、結局またコンビニで調達することにしました。
でもコンビニにも心惹かれるものが何もなく、、、狭い店内をうろうろうろうろしていたら、なんと・・!日本人ガイドさんに遭遇。このガイドさん、5年前に母が参加したツアーを担当された方で、今回の旅程も相談させてもらっていた方でした。
ものすごい偶然に、嬉し涙を流しながら、記念撮影しました。
チョコレートをいただいて、あー、来てよかったねぇ、なんて話していましたが、現実は夕食を選べずにブルーだったんです。
仕方なく、ニッシンのカップご飯。カレー味のと、私はパスタが入ったやつ。あと、母が持ってきてくれていたインスタントのお味噌汁や、昼の残りのパサパサのパンやチーズにハム。
憧れていたハムとチーズでしたが、なんともひもじかったです。
いちおうお腹いっぱいにはなったけど。


その夜はあいにくの雨でオーロラはもちろん見えず。。
翌朝もまだまだ雨、、
でも楽しみにしていたホテルのビュッフェです。
手作りのほかほかワッフルやいろんな種類のハムやチーズ。塩分過多になりそうでしたが、おいしくいただきました。
フルーツもてんこもりだし、ヨーグルトや乳製品もいろいろ種類があって楽しかったです。


朝食後は雨がやむのを待ってから、ホテルから15分ほどで行ける、「世界で最も美しい渓谷」とも言われる”Fjaðrárgljúfur” へ。なんと読むのかな。。ホテルから近くてうれしかったのですが、その渓谷へ近づくにつれものすごい悪路で大変でした。たくさんの車が通るので穴ぼこがたくさん空いて、車が激しく揺れました。
で、駐車場に着いてみると雨がかなり激しく・・・。雨具を持っていなかったのでしばらく車のなかで待ってみましたが、なんだか止みそうにない。。で、ホテルに一旦戻って、天気が回復したらまた来よう、となって引き返したら、ぼこぼこ道をやっと通り過ぎたころに天気が回復!
あわててUターンしました。またまたぼこぼこ道を引き返し、、駐車場に着くころには晴れ間が見えるかも!って感じになってて急いで車を降りました。


景色は想像より素晴らしく、雨が止んでくれて本当にうれしかった。あのまま止まなかったらきっとこの景色、見てなかったんだろうな・・・
しかし渓谷を見るルートになっている道もものすごくぬかるんでて、転んだ人もいたみたいで気の毒でした。私はぜっっったい、転びたくない!と執念で進みました。
ほんとにすごい景色が広がっていました。
写真では表現しきれないですね。。






十分に楽しんだらまた雨が降り出しそうだったので、ホテルへ戻ります。
お昼ご飯は前日は閉まっていたスーパーで調達。
スーパーとしては思ったよりいい感じでしたが、サンドイッチなどのラインナップはどこも同じ。
サンドイッチなのに、一応冷蔵庫に入っているのに、賞味期限が一ヶ月先なんです。
こわかったけど、それ以外ないから、諦めて食べました。味はいまいちでした。。
でもこのヨーグルトだけはおいしかった!

そしてあの渓谷を見たのを最後に朗さんがダウン。
珍しく食当たりの模様。。お昼ご飯も夜ご飯も食べなかったなんて、出会ってから初めてで、心配でした。。いつもは私が食当たりするのに・・


でももったいないので朗さんを部屋に残して氷河の見学へ!!
近いと思っていたけどこれまた70km以上の道のり。

でも道もスムーズだったし、天気も回復して日差しもでていて気持ち良くドライブできました。
道すがらもずーっとすごい景色。。



氷河は遠くからも見えていたけど、近くで見たらすごい迫力!
これも写真では伝わらないなぁ。。




ここで初めて日本人とすれ違いました。
ブルーラグーンでも他の観光地でも見かけるアジア人は韓国か中国の方。日本ってもう勢いないのかなぁ。。と感じました。


部屋に帰ってからの夕食は朗さん抜きで、部屋でこじんまりと食べました。
夜はまた曇り空。オーロラの見える気配なしでした。。


翌日はまたレイキャビクへ引き返す日です。
朝ごはんは復活した朗さんも合流。
この時は復活したかと思ったけど、またすぐにダウンしてました。。



途中で来る時に見られなかった滝や名所を巡りました。
アイスランドならではの不思議な光景。多分噴火した時の溶岩石だと思うんですが、その上に苔むして延々に黒と緑が広がる世界。


次は海岸線の観光名所、レイニスファラへ。
円柱状の岩がおもしろいです。自然にできた形で、不思議です。。


スコガフォス。大きかった!


セリャリャントフォス。
ここの滝は、滝の裏側を通れるようになってて、カッパを有料で貸してくれるのですが、カッパを着て裏側から帰って来る人たちが、普通にシャワーの後みたいにびっしょびしょになってるので、あれは絶対にやめておこう、、ってなりました。



お昼は絶対にカフェやレストランに入りたかったけど、いいところが見つからずに、結局車の中で昨日の残りや買っておいたミニトマトなどを適当に食べて終了。
食には苦労しますね・・


レイキャビクに向う途中、地熱発電所の辺りを通るのですが、この辺りは地面のいたるところから湯気が上がっていて圧倒されました。
苔むした大地もなんだかすごい。あちこちに虹がかかってました。


レイキャビクについた途端にも全貌が見える虹にも遭遇しました。


レイキャビクに着いたら最初の日と同じホテルをとっていたので安心してお部屋へ。
前回より広い部屋で最高でした。
夕飯前に再び散策。最初の日に見に行けなかった、ハットルグリムス教会へ。
昼の様子。

夜の様子。


夕飯は、ミニキッチンがあるので、スーパーで買ってきたパスタを茹でて、瓶のトマトソースをどばっとかけました。ルッコラも買ってきたので一緒に和えました。
サラダにはこれまたスーパーで買ってきたオイルサーディンをトッピング。このオイルサーディン、めっちゃおいしかった〜


また街の散策をしていたら空がめっちゃ晴れてることに気付いて、今夜オーロラ見えるかも!!とテンション上がりました。
で、夜中の12時に目覚ましをセットして早めに就寝。
夜中にみんなでむくりと起き上がり、海岸沿いまで行きましたが、、空が曇ってしまっていました。。オーロラも出てなくてがっくり、、
しょぼんとまた部屋に帰って寝ました。。


翌日はいよいよアイスランドを発つ日ですが、飛行機が夕方なのでお昼ご飯までは楽しく散策。


そして、レイキャビクロースターズという人気のカフェで朝ごはん。

アジア人で賑わっていました。


コーヒーおいしかった!私はカプチーノでしたが、上手でおいしかったです。
スコーンを食べましたが、これもおいしかった!アジア人はたくさんでしたが、ここにも日本人の姿はありませんでした。


人気っぽいパン屋さんでシナモンロールを食べてみました。


お昼ご飯は行きたかったレストランへ。
これまでずっとコンビニやスーパーで買って節約してきたので、お昼は奮発してもらいました。
どれも日本では食べられない味でおいしかったです。塩味はちょっとキツすぎたかな、、。



最後に飛行機の中で食べる用においしそうなパン屋さんでサンドイッチやパンを調達。


無事にレンタカーの事務所までもたどり着いて、傷一つ付けずに、ほんとによかったです。


帰りの飛行機は時間がちょうどいいのか、めちゃくちゃ混んでて、窮屈でした。
ほんでやっぱり食事は有料でカップラーメンは一番安くて500円くらい。
サンドイッチとなれば1300円くらい。
私たちは買ってきたサンドイッチと菓子パンを分け合いました。


ニューヨークについてからは入国審査で長蛇の列。そしてものすごい荒い運転のタクシーに恐れおののいた晩でした。



アイスランドではご飯が難しかった思い出を強調してしまいがちですが、思い返せば本当にすごい景色に圧倒されっぱなしでした。。
今回を逃してたらきっと一生みられなかったような景色に感動しきりでした。
レイキャビクの街並みもかわいくて、住みたくなりました。ジャズはどんなんなのかな〜
夏には白夜になるので野外フェスティバルとかいろいろあるみたいで、それも気になります。